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3章 就活情報に負けない


3-5. 新聞は読んだ方がいいのか?

大学生と話をして、「社会のことをよく知ってるな」と思うことは残念ながら少ないですね。
もっとも、若い人が世間知らずであるというのは、今に始まったことではありません。だから、知識が少ないことはあまり驚かない。
ただ、最近気になるのは、社会人と学生に「知識の溝」があることです。これは、どうやら接している情報がかなりずれているからだと思います。
それは、無意識のうちに情報を取捨選択しているからでしょう。そして、ついつい仲間内で話題になるような情報ばかりに詳しくなるからです。
そして、そのまま就職活動に突入すると、「ちゃんと勉強してないな」と思われる。
ここでいう「勉強」というのは、学業ではなく、広く社会のことを「知っている」ことです。別に博識を期待してません。ただし「社会に出るつもりなら、社会のことを見てほしい」と採用側は思います。
では、どうすればいいのでしょうか?
それは、「大人・社会人が接している情報」に、自分たちも接するということです。
では、具体的にはどのようなメディアなのでしょうか。
よく言われるのは「新聞を読んだ方がいい」ということでしょう。しかし、それが「大人・社会人の接している情報」でしょうか。
20年前なら、新聞を読むことは必須でした。他に「まとまったコンパクトな情報源」はなかったからです。
しかし、現在では少々異なっていると思います。データを調べればすぐにわかりますが、20~30代で新聞を読んでいる人は急速に減っています。いまの新聞は、必ずしも「大人・社会人が接しているメディア」ではありません。
また、業界によって接している情報が異なります。そうなると、自分が気にしている業界の情報をある程度重点的につかまえなくてはいけません。
多くの大人・社会人がネットから情報を得ているのだから、その内容を知ることが大切になります。
学生と話していて気付くのは、意外とインターネットの使い方が「こなれていない」ということでしょうか。
たとえば、「googleニュース」は、自分で気になる分野のニュースをカスタマイズできます。
アラート機能を使えば、登録した企業名やキーワードに合致したニュースが届きます。これを就活前から使っている学生は、かなり少ない。
また、大学の図書館を活用していない学生が多いのも、もったいないと感じます。ビジネス雑誌のバックナンバーや、ネット上のデータベースへのアクセスなど、いろいろなことが可能です。
こうした手法を組み合わせて、大人・社会人と同じような情報環境に身をおけば、自然と話はしやすくなります。
今後、社会人と接する機会があったら、どんなメディアに接しているかを尋ねてみてください。業界によっても異なるし、新聞が必須という企業もあります。
僕は、ここしばらく紙の新聞は読んでません。それでも、十分に仕事はできています。
具体的にどのようなメディアに、どんな特徴があるか?それはこちらのfacebookページで聞いてもらえればと思います。

「就活には新聞」」とは限らない。大人・社会人の接するメディアを知るべきだけど、それも業界によって結構異なる。
( 2012年11月9日 )

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就活セットアップとは?
就職を控えた学生が「就活前」に知ってほしいことや、考えておくべきことを書いていきます。読みながら気持ちの準備を進めてもらいやすいように、毎日少しずつ。溢れる情報の中で迷ってしまった時に、立ち返ってこられるようなサイトにしたいと思います。
著者紹介
山本直人 やまもと なおと
1964(昭和39)年東京都生まれ。慶応義塾大学法学部卒業。博報堂に入社。2004年退社、独立。現在マーケティングおよび人材育成のコンサルタント、青山学院大学経営学部マーケティング学科講師。著書に『電通とリクルート』など。